九品山 唯在念佛院 浄真寺(淨眞寺)

さぎ草物語

さぎ草物語

淨眞寺が創建する以前、この地には奥沢城が建っておりました。
奥沢城主大平出羽守には常盤姫という美しい娘がおりました。
年頃になると主君である世田谷城主吉良頼康の側室となり、常盤姫はその美しさのゆえに頼康の寵愛を一身に受ける様になります。
しかし、その事が原因で他の側室から妬まれてしまい、側室達は常盤姫が不義を犯したかのような告げ口を頼康にする様になっていきます。
何度も告げ口を聞かされた頼康は徐々にそれを信じ常盤姫を遠ざけるようになってしまいました。

悲しみにくれた常盤姫は、幼い頃から可愛がっていた白鷺の足に、自らの潔白を書き記した文を結びつけ、父母のいる奥沢城へ放ちました。
しかし、時を同じくして奥沢城近くで狩りをしていた頼康の目にとまり、白鷺は射ち落されてしまいます。

白鷺に近づいた頼康は足に結ばれている文に気付き、開き読んで愕然とします。
常盤姫の無実を知った頼康は急ぎ世田谷城に戻りますが、常盤姫はすでに自害しておりました。その後、白鷺を奥沢城近くに埋めて供養した所から草が生え、白鷺に似た花が咲きました。この花が「さぎ草」であります。

現在さぎ草は世田谷区の花とされており、境内「さぎ草園」に毎年8月上旬多くの花を咲かせております。

※ 龍護殿内に「さぎ草絵馬」を授与しております。
白鷺の足に結んだ常盤姫の願いが成就した事に由来し、龍護殿前の白鷺の像に結ぶことができます。皆さまも常盤姫にあやかり、お願い事を白鷺に結んで下さい。

さぎ草絵馬

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